【子育て体験談】小学校の帰り道 | 子どもを上機嫌にするテクニック

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【子育て体験談】小学校の帰り道

30代の主婦です。3年前に結婚して引っ越しましたが、それまでは静岡の田舎で父と母、祖父母、姉と兄の7人暮らしをしていました。その体験をしたのは、私が小学2年生くらいの頃だったと思います。

学校帰りの遊び場で

小学校帰り道に、もう何年も使われていない自動車学校の跡地がありました。コンクリートは割れて草が生い茂り、ただ広いだけの空間でしたが、坂道があったり踏切があったり、子どもにとってはもってこいの遊び場。自転車や一輪車、キックボードなんかを持ち込んで、よく遊んでいたのを覚えています。

大雨の次の日、自動車学校はいつも水が溜まって池のようになります。私はその池が好きで、よく遊びに行っていたのですが、ある日、そこに黒く漂う細長いものを見つけました。自然の摂理などまるでわからなかった私は、「これはワカメだ、ご飯のおかずになるよね」とその黒いものをワカメだと思い込み、両手一杯に掴んで、意気揚々と家に帰りました。

「自動車学校にわかめ?」家にいた祖母は私の話を聞いて大笑い。「絶対わかめだよ。形おんなじだもん」、「同じに見えたってさぁ……まあでも、そこらへんに生えてるもんは、何でも食べれるっちゃ食べれるでね。食べてみれば分かるら」

祖母はもともと、あまり人の意見を否定しない人でした。それがたとえ、子どもの話であっても。今考えれば、得体の知れない植物をよく調理してくれたものだと思います。普通、気持ち悪いと思うのですが。

そして私のとってきたワカメは醤油と味醂で煮込まれ、原形のわからない黒い佃煮になって食卓に並びました。夕飯の頃になると、私も帰宅した姉や母、父に散々笑われて、それがワカメでないらしいぞと思うようになっていました。

よく考えてみれば、ヌルヌルはしていたものの少しケバケバしく、ツヤツヤもしていなかった気がします。しかしもうすでにしっかり調理されたその分からない代物。食べてみようか、食べるまいか……悩みどころです。「やめな。変なもんだったらどうするだ。死ぬよ」と母。

小学生の私を否定しなかった祖母

祖母も食べなきゃ食べないでもええだに、と優しい言葉。味はとても気になるのだけれど……ワカメじゃないとわかったものを食べる理由もない。

「あや、もったいないと思ってるだら?だったら私がいい事やってあげる」悶々と悩む私を見かねてか、姉が笑って佃煮を引き取りました。「何するだ?」、「いい事だよ」

姉は佃煮をキッチンに持っていくと、細かく刻み、浅い皿に入れ直しました。それから水と、ダンボールと、紐と……。

翌朝、家の庭にそれらが設置されました。姉が得意げに「猫好きだら?捕まえて飼おう」と。謎の佃煮はそれからしばらく、そこに設置されていましたが、猫が食べたかどうだかは記憶にありません。勿体ない嫌いの祖母が、せめてコンポストには入れてくれた事でしょう。

何事もやってみることは経験になります。その一件から、私もワカメは自動車学校の水溜りには生えないのだと気づきました。ただ、私が言いたいのは、祖母が自分の無知を否定したり馬鹿にしたりするのではなく、一緒に考えてくれようとしたこと。

私も息子が変な虫や植物をとってきたら、一緒に実験してあげられるかしら。そんなことを考えます。

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